Dragunov & AUG アンケート調査結果

お知らせ 2023.08.29

プレイヤーの皆さん、こんにちは。

8月8日から1週間、DragunovとAUGに特化したアンケートを実施し、14の言語にわたって受け取ったフィードバックを慎重に分析して、さまざまな地域コミュニティーとインゲームプレイのメトリクスから傾向を調査しました。この調査により、今後のアップデートを通して皆さんにどのようなゲーム体験をお届けしたいか、じっくり検討することができました。そこで、パッチノートで単に洞察を文書化するよりも、私たちの思考プロセスや意図に特化した告知を行うことに意義があるのではないかという決断に至りました。

本日皆さんにお知らせするのは、18,637名に参加いただいたアンケート結果と、包括的な銃使用パターンおよび勝率に基づいて出した結論です。アップデート25.2では、Dragunovの確率型ダメージシステムがなくなり、AUGのパフォーマンス調整を予定しています。すべてのプレイヤーの期待に応えることはできませんが、段階的な調整を通じて、よりバランスの取れたガンプレイ環境を着実に整えていけるよう努めて参ります。今後のインゲームシステムやガンプレイに関しては、皆さんのフィードバックに注意深く耳を傾け、ゲームに適用していくつもりです。


Dragunov

 18,637名の回答者のうち、テストサーバーでDragunovを使用したユーザーは22.1%でした。しかし、PUBG:BATTLEGROUNDSプレイヤーの意見はすべて等しく重要ですので、テスターと非テスター両方の回答を慎重に検討しました。

まず、7.62mm DMRの選択肢を広げるという観点で、Dragunovの導入は必須だったことがわかりました。全回答者の約70%が、銃そのものの導入には賛成だが、確率型ダメージシステムはノーマルマッチ、ランクマッチにかかわらず存在すべきではないと答えています。

特にテストサーバーでDragunovの威力を体験した20%の回答者は、経験と努力でコントロールできないことは何であれ楽しみを損なうという、非常に強固な見解を示しています。その結果を受け、上記の確率型ダメージシステムを完全に撤廃することに決定しました。

それ以外のDragunovのダメージ、発射速度、弾速、反動は「適切」であるという回答が大半でした。しかし確率型ダメージシステムなしでは、Dragunovの使用は難しく、役に立たない銃器に成り下がってしまう可能性があります。したがって、ほかのDMRよりも頭部へのダメージがより多く適用されるよう再設計し、Dragunovの特色を付与しました。この場合、レベル2ヘルメットを装備した敵を一発で倒すことができますが、既存の発射速度と反動は維持しつつ、運要素を排除することでこの武器のハイリスクハイリターンのコンセプトを残しています。さらに、近距離や中距離以上の敵を一発では倒すことができません。距離別ダメージ量において限界点を明確におき、SRの長距離における射撃の利点を奪わないように設計しました。引き続き多くのフィードバックをお待ちしております。

AUG&ガンプレイバランス

AUGを含むガンプレイバランスについては、個人の経験に基づいた意見が多いため、7.62mmと5.56mmの使用者それぞれの結果を分けて分析しました。また、キル率や勝率などの重要な指標も考慮しました。というのも、各銃火器に対する回答者の認識は、ゲーム内での動き方によって異なる場合があるためです。

まず、PUBG: BATTLEGROUNDには多様な武器の選択肢があるということに、75%の回答者が強く同意しています。 7.62mmと5.56mm銃の使用率とパフォーマンスについては、どちらも大多数が「バランスが良い」と回答しており、一部の人は7.62mmの方がより強いと考えています。

回答 
7.62mm ユーザー  (%)
5.56mm ユーザー  (%)
 Beryl M762とAUGのうち相対的に強力な武器はどちらだと思いますか?
 特に有利不利はない
 15.74%
15.30% 
 Beryl M762が強力である
 65.27%
 50.71%
 AUGが強力である
 19.00%
 33.99%


個々の銃に対する回答者の認識も詳しく調査しました。Beryl M762とAUGの有利な点と不利な点を尋ねると、7.62mm銃を好む人々の65%が、Beryl M762の方が強いと回答しました。一方5.56mm銃を好む人々の50%が、AUGの性能をBeryl M762と同等あるいは優れていると回答しました。つまり武器タイプにかかわらず、どの銃のユーザーも性能には満足している、あるいは少なくとも不利とは感じていないということです。しかし5.56mm銃を好む回答者の中に、AUGが極めて強いと考える人は多くありません。回答者によると、AUGが優勢となっている現在の状況は、ガンプレイのメタ要因がいくつかあるようです。たとえば強力なDMRであるMk12の存在や、弾薬の重さの違いによる投擲武器の使用量増加などが挙げられます。

勝率レートトレンド

ARキル分布

アンケートで得た情報は、開発チームが内部で追跡してきたキーメトリクスとは異なります。AUGは現在、使用と勝率両方においてBeryl M762を上回っており、こういった傾向は3月に行った最初のバランス調整以来、徐々に高まっているようです。要因はさまざまで、最近その傾向が急激に進んでいます。Mk12の存在、弾薬の重さの違い、その他先述した要因について調べる価値は間違いなくあるでしょう。しかしAUGの勝率を見ると、他のどのAR銃よりも性能が良いのは明らかで、パフォーマンス調整が必要です。

ガンプレイのバランスは、楽しさ、多様性、公平性にもっと着目すべきで、その時々の個人の好みに偏るべきではありません。そこで私たちはアンケートの結果を考慮しつつも、ゲーム全体のマクロメトリクスにも焦点を当てています。この数ヶ月間、AUGの過剰性能に関してコミュニティーからフィードバックをいただいており、AUGの発射速度と反動性能を下げることに決めました。発射速度は750RPMから720RPMに減少します。これでAUGのDPSがBeryl M762と同等か、Beryl M762とM416の間くらいになるでしょう。また平行・垂直方向の反動を少し上げています。発射速度が遅くなったため、体感する反動も減少すると考えたためです。反動の難易度はだいたい同じなので、これは目立った弱体化にはなりません。Beryl M762は勝率メトリクスが安定しているようですので、特にパフォーマンス調整を行いません。

皆さんが送ってくださったその他のエキサイティングなアイディアは、すべて記録しており、今後詳しく分析していくことをお約束します。ガンプレイの性質上、すべてのアップデートをすぐに実装することは不可能ですが、コミュニティーの方針に沿って最善を尽くしていくつもりです。また、皆さんの貴重なフィードバックを分析した結果、今年下半期で主流ではない武器の有用性を高めていくことになりました。

アンケートやライブ配信などさまざまな手段を試して、より透明性の高い積極的な方法でコミュニケーションを取りつつ、従来のアップデートのアプローチにとらわれずに、コミュニティーとのシナジーを生み出してより健全なゲーム環境を育んでいくことを目指します。

皆さんの貴重なフィードバックは、DragunovとAUGのアップデートの方向性を決める際に大いに役立ちます。またガンプレイ開発の方向性と、コミュニティーとのコミュニケーション方法を振り返る良い機会でもあります。

これは一度きりの取り組みではありません。今後も多様なアップデートとコミュニケーションの機会を提供し続けますので、どうぞお楽しみに。


PUBG: BATTLEGROUNDSチーム