プレイヤーの皆さん、こんにちは。PUBG: BATTLEGROUNDSチームです。
2024年の重要な発表に先立ち、まもなくPUBGが7周年を目前としたいま、皆さまに心からの感謝を申し上げます。プレイヤーの皆さまからの絶え間ない支持と愛情のおかげで、この栄光あるマイルストーンに到達することができました。
本日は、私たちの軌跡と同じくらい重要な2024年のロードマップを共有したいと思います。
まず、2024年は二つの大きな方向性があります。一つはPUBGを見直し改善してより充実したサービスを提供してライブサービスを高度化すること、もう一つは多様なプレイ体験を提供することです。
2023年には、チュートリアル、ノーマルマッチ、ランクマッチ、そしてモードにいたるまで、「バトルロイヤル」という体験を発展させることに集中しました。その過程で、特定のコンテンツを一つまたは二つ追加することが、ゲームへの参入障壁を下げたり、プレイスタイルを変えたりするよりも、むしろPUBGの核となるゲーム性に影響を与える可能性があることを学びました。そのため、2024年はゲームを簡単にするのではなく、降下-略奪-生存という一連のプロセスが多彩であるように改善することを目指しています。繰り返されるゲームプレイの中でも、プレイヤーが様々なポイントで楽しみを見出し、それぞれのストーリーを完成させ、ゲームに適応できるように開発することが私たちの目標です。
それでは、PUBG: BATTLEGROUNDS 2024のロードマップを発表いたしますが、今日お伝えする計画とスケジュールが変更される可能性があること、そして今日共有する内容が2024年の計画のすべてではないことを予めご了承ください。
PUBG 2024年ロードマップ VOD
多様なプレイ体験
破壊可能なマップ環境
ゲーム内の様々なインタラクション機能の導入
- 単なる地形破壊を超えて、戦略や戦術に新たな次元をもたらすことが私たちの目標です。建物の一部を破壊して新しい攻撃ルートを開拓したり、遮蔽物を作り戦略的な攻撃を可能にしたりすることで、プレイヤーが様々な戦術を立てる可能性を広げたいと考えています。
- このような破壊要素は、ゲームに躍動性をもたらし、予測不可能な状況を生み出し、プレイヤーが状況に応じて戦略を柔軟に変更する必要性がさらに高まるかもしれません。
- 現在、環境破壊機能について様々な議論が進行中で、4月のアップデートで一部の機能を紹介する予定です。また継続して改善し拡張していく予定です。
ワールドアップデート
- 既存のワールドを通じて神前で多彩な体験を提供することが今年の目標です。
- 3月13日から始まる7周年記念のErangelのようにゲームプレイ体験は維持しつつ、シーズン、コラボレーション、モードに合わせた装飾やオブジェクトを追加してインタラクションできるワールドを構築していく予定です。
ガンプレイ
主流ではない武器の強化とメタの変化を促す
- AR, DMRなど汎用的に使用される銃の地位は維持しつつ、あまり使われていない銃の使用性を改善し地位を向上させる予定です。2ヶ月ごとにガンプレイアップデートを行い、頻繁なアップデートを通じてバランスの問題をより迅速に解決し、安定した銃のエコシステムを提供する予定です。様々な選択肢を提供することで新たな機会を創出し、メタの変化を引き起こすことが2024年のガンプレイアップデートの目標です。
ガンプレイラボ
- PUBGが検討しているガンプレイバランス調整をプレイヤーが事前に体験して意見を出せるように、変更点をノーマル/ランクマッチに適用せずにアーケードにて体験できるようにする予定です。ガンプレイはゲームの根幹でもあるため、今後の銃器アップデートを事前に体験できるモードであるガンプレイラボがアーケードで運営されます。
- 予定されている28.2アップデートでは、SMGリバランスをアーケードで体験することができますが、ガンプレイラボを通じてゲームプレイログの分析だけでなく皆さまのフィードバックを十分に検討した後、6月にSMGリバランスを適用する予定です。
理解&コミュニケーションに基づくアップデート
- コミュニティが望むバランス調整についても、密接にコミュニケーションを取りながら慎重に検討した後に紹介できるようにします。これまでご意見をいただいていたSCAR-L, AKMの強化や強力な銃器の弱体化もまた予定されていますが、このようにすべてのアップデートを進める過程で私たちの開発プロセスとその背景を透明化し共有できるようにいたします。
新たなチームvsチームシステム
- ライバルとの新たな競争で、挑戦に立ち向かう興奮、癖になる新鮮な達成感、連勝の高揚感を味わいましょう!最初からテンションの高い、新たなゲームプレイシステムがまもなく登場します。
- チームメイトと協力して敵チームとスコアを競い合いましょう。変化するスコアをリアルタイムで確認しながら、チームが連勝するチャンスをつかみ、さまざまな報酬を獲得してください。このシステムへの参加は任意で、希望するチームのみが参加できます。
- このシステムでは、ドン勝の満足感のさらに先を行く新たな目標を設定し、運とスキルの両方が重要な役割を果たすゲームプレイで新鮮なチャレンジをお楽しみいただけます。
サバイバルアイテム、キャラクターアクション、さまざまなモード
- いろいろと考慮したうえで、現在ゲームプレイのサバイバル要素を強化することに焦点を当てています。直接戦闘に効果のあるアイテムに加え、移動と物資獲得を助けるアイテムを追加し、バトルロイヤルというジャンルの本質と調和させていきます。修理キットなど多様なサポートアイテムが、ワールドスポーンアイテムとして登場します。
- また車両パルクールやユーティリティパラシュートなどの機能が注目され、さまざまなキャラクターアクションを要望する声もあるようです。2月のアップデートで車両パルクールや協力クライミングなどのアクション要素を導入した勢いに乗じて、さらにダイナミックなアクションを中心としたコンテンツを開発中です。さらに、ポータブルジップラインを作成するという非常に興味深い可能性も模索しています。慎重に練り上げた限界を設定したうえで導入すれば、魅力的な要素をゲームプレイに追加できるでしょう。
- リスキーなバトルロイヤルよりも手軽に楽しめるゲームを求めているプレイヤー向けに、スペシャルモードの改良・拡大にも努めます。昨年のハロウィンに公開されたPvEモード「取り残された生存者たち」は、PvPでありがちなフラストレーションを軽減してくれるということで好意的な反応をいただきました。私たちの目標はこのモードを強化し続けることで、四半期ごとに定期的なアップデートを実施し、チームデスマッチやINTENSE BATTLE ROYALEと共に不可欠なモードとしての地位を確立していきます。さらに、熱烈なご要望にお応えしてFantasy Battle Royaleも復活させます。
コラボレーション&スキン
- さらに活気あふれるユニークな体験をお届けするために、一連の新たな機会をご用意しました!非常に人気の高い2つの車両IPに関わるエキサイティングな出来事に期待しつつ、今後登場する多種多様で魅力的なコラボをお楽しみください。
成長型武器スキンシステム
- ポジティブなプレイ体験を育むために、プレイヤーの好みを反映したさまざまな武器のプログレッシブスキンを導入し、徐々に選択肢を広げていく予定です。さらに、2023年に寄せられた圧倒的な関心を踏まえ、今年はブラックマーケットの充実に向けて準備中です。
ライブサービス改善
マッチメイキング
ノーマルマッチMMR (マッチメイキングレーティング) システム
- 2024年は、さらにバランスの取れたマッチメイキング環境を整えるため、数多くの調整を実施していくことを目指します。マッチメイキングには接続の安定性、待機時間の長さ、スキルレベル、アクセス地域など、さまざまな要因が影響します。その中でも安定して楽しめるプレイをお届けすること、似たようなスキルレベルのプレイヤー同士をペアリングさせることを優先します。
- MMRはノーマルマッチにおけるマッチメイキングの内部メトリクスに使用し、同じようなスキルレベルのプレイヤーが集まる場を作ることを目指します。(ランクマッチマッチングは逆に、MMRではなくRPを基にしています。)私たちはMMRを、ライブサービスおよび豊かなマッチメイキング環境開拓における継続的な改善分野と捉えており、スキルベースのマッチメイキングを促進するためにMMRシステムの強化に尽力しています。
マップローテーション
- 地域ごとのマップの好みに考慮したマップローテーションサービスを、段階的に導入しています。公平で迅速なマッチメイキングの重要性は理解していますが、マップに関するプレイヤーの好みや選択を受け入れることも不可欠だと考えています。個人のマップの好みがそれぞれの体験に重大な影響を与えているということは認識しています。2024年を通して引き続きメトリクスを分析し、積極的にプレイヤーと関わっていくことで、できるだけ多くの皆さんのニーズにお応えできるようにしていきます。
- また、マッチメイキングがスムーズになりそうな地域では改善の手段を探っています。今年中に、そのような地域と緊密にコミュニケーションを取っていく予定です。
BOTの改良
- ノーマルマッチにおけるボットとの交戦が、没入感と意義のある経験になることを目指しています。そこでBOTの行動パターンが自然な行動に似るよう改良し、さまざまなスキルレベルの個々のプレイヤーに特化した多彩なシナリオを生成できるよう取り組んでいます。BOTがスモークを使ってチームメイトをアシストしたり、プレイヤーお気に入りの機銃掃射技術を使ったりするところを想像してください。このような強化によって、ゲームプレイの交戦にワクワク感が追加されるでしょう。
- とはいえ、ゲームプレイを過剰に難しくしたり、未経験のプレイヤーがゲームに適応していく際のやる気を削いだりはしません。BOTはすでに定着した複雑なシステムなので、急いでアップデートするのではなく、完璧さを優先して慎重に進めていく予定です。
ランクマッチ
ノーマルマッチ、ランクマッチ、Esportsのリンク
- 新マップRondoとアイテムの数々を導入して、ランクマッチとEsportsシーンに多様性を与えます。Rondoは4月にランクマッチのマッププールに追加し、その後年内にEsportsにも導入予定です。ゲームのプレイと観戦の隔たりを越えて、皆さんがバトルグラウンズの世界に没頭できるようになることを願っています。
ランクマッチ報酬
- ランクマッチがもっと魅力的になるように、ランクマッチでしか手に入らない新しいTier報酬と限定報酬を用意する予定です。あらゆるスキルレベルのプレイヤーが個人の目標を設定し、着実にランクマッチをプレイすることで報酬を得ることができる道を探し続けています。
ランクポイント (RP)
- Tierを改良して、スキルレベルをより正確に反映できるように努めます。ランクポイントの計算はこれまでよりもキルのウェイトを大きくして、同等のスキルレベルのプレイヤーと競い、ランクマッチのTierを誇れるようにします。この変更は4月に試験的に実装し、プレイヤーのフィードバックを収集します。
さらなるコンテンツ
- ランクマッチプレイの満足度を上げるため、現在いくつかの機能を開発中です。RPシステム以外の主要コンテンツは6月にリリース予定です。
テストサーバー
- 今年は専用のテストサーバーを保持しません。
- テストサーバーは、安定性を確保し、プレイヤーの貴重なインサイトを集めるためにあります。しかし、個別のインストールとアップデートが必要なため、多くの人にとってアクセスのハードルが高かったようです。
- これに対処するため、テスト環境をライブサーバーに直接取り込むことにしました。この移動で、すべてのプレイヤーが新規コンテンツに直接アクセスし、評価できるようになります。まず3月のアップデートでは、ライブサーバー内でアーケードのSMG修正を直接体験し、評価できるようになります。
リスポーンシステム&QOL
- リスポーンシステムが8x8マップすべてに実装される一方で、復帰戦はなくなります。リスポーンシステムを引き続き改良し、他にも現在フル活用されていない機能や不便な機能を強化していきます。
クラン
コンテンツの強化
- クランシステムは導入以来、コミュニティーに親しまれ参加者を獲得しながら繁栄してきました。しかし、もっと魅力的なアクティビティを望むフィードバックを受けており、それを慎重に検討しています。
- 皆さんの貴重なインサイトをもとに、クランに特化した限定ミッションと、クランアクティビティの活性化がユニークなアイテムという形で報酬になるような専用の交換ショップを公開する予定です。
将来のためのコンテンツ拡充
- PUBGをUnreal Engine 5に移行するというエキサイティングな計画を遂行する中で、ユーザー生成コンテンツ (UGC) サービスの基盤も同時に築いていきます。この野心的な取り組みは、プレイヤーが自分自身のコンテンツを作成し関わるためのツールを用意し、活気あふれるクリエイター主導のエコシステムを育成することを目指しています。このような重要プロジェクトに開発の労力を戦略的に集中させ、PUBGのレガシーが永続的に残るようお膳立てをしています。これは、コミュニティーの革新を通じて、絶え間なく成長し発展するゲームであり続けるためです。
アンチチート
昨年一年間、すべてのプレイヤーにとって公平なプレイ環境を確保するために一層の努力を重ねてきました。チートプレイヤーの検出強化、再エントリーの制限、そして不正を正確に検知する機械学習の限界を押し上げるなど、そのアプローチは多岐にわたります。その努力は結果に現れており、3,188,276件のアカウントに永久利用禁止処分を下しました。この数値は昨年よりも33%増加しています。また、不正ソフトウェアとの戦いにもより力を入れてきました。クライアントのセキュリティ脆弱性を修正し、アンチESPなどの不正ツールを無効化する機能を開発・展開するとともに、ハードウェアBANを回避する策に対抗しています。
しかし、チートプレイヤーが常に新たな手段を模索し続ける限り、不正行為との戦いは終わりません。そこで、アンチチート構想を継続して改良するだけでなく、公正さを追求する絶え間ない取り組みの中で適応・進化できるよう、新たな方向性のチート対策も計画しています。
検知能力の強化&高度なディープラーニング
- Zakynthosなどの既存ソリューションの機能を大幅にアップグレードし、またチートプレイヤーをより効果的かつ迅速に特定・処罰するための新機能革新を目指しています。
- 射撃や移動などのアクションの脆弱性に対してゲームを補強していくこと、不正ソフトウェアの開発を複雑化すること、堅牢な防御フレームワークを確立することなども戦略に含まれます。
- 違反者を見分けて対処できるよう、さらに積極的にディープラーニングを活用していくつもりです。エイムボットやESPの使用に関係するパターン認識に長けたディープラーニングモデルを展開し、監視と対応能力を拡大するための広範な取り組みを開始します。
- キーボードとマウスの使用に関してコンソールコミュニティーから出ていた懸念事項に対処するため、データ分析と技術的探索という二重のアプローチを取り、効果的な検出メカニズムの考案に努めています。私たちは透明性を重視しながら、できるだけ早く具体的な進捗状況をプレイヤーの皆さんと共有していくつもりです。
全モードの不正ソフトウェアへの対処&再エントリー防止
- これまでは主にランクマッチに焦点を当てていましたが、今年は転換点を迎えます。これからは、ノーマルマッチやその他すべてのゲームモードを網羅できるように視野を広げていきます。事前予防策はすでに進行中で、利用禁止になったユーザーが新たに無料アカウントを作成して再エントリーしようとする試みを阻止する戦略も研究しています。これらの進展に関する詳細なアップデートやインサイトは、今後の開発レターでお知らせしていきます。
一時的な利用制限
- 皆さんのインサイトに直接お応えする形で、一時的なゲームアクセスの利用制限に関するプロセスの強化に取り組んでいます。
- コミュニティーの懸念や誤解をなくすよう最初に申し上げておきますが、インゲーム通報を受け取った瞬間、自動的に利用制限がかかるというわけではありません。何らかの措置が取られる前に、報告の内容を慎重に考慮し、ゲームプレイパターンとデータを包括的に分析します。善意のプレイヤーに誤ったペナルティを課す可能性もあるため、そのようなリスクを最小限に抑えられるようにするためです。
- 懸念を軽減する戦略として、インゲーム通報のようにコントロール不可能な要因を、利用制限の決定プロセスから外すことも検討しています。エイムボット、ESP、リコイル操作など、不正ソフトウェアを使用した明確な兆候を特定できるよう訓練された、高度なディープラーニングモデルを活用していきます。このようなアプローチで、無実のプレイヤーに対する不当な利用制限措置を減らすことができます。ただし、これによりプレイヤーによる報告の価値が下がるわけではないことを強調しておきたいと思います。不正行為のトレンドを検出し疑わしい行動を特定するうえで、報告は常に必要不可欠であり、ゲーム体験の整合性を維持する事前予防策において中心的な役割を果たしています。
継続的なエンゲージメント&透明性
- 昨年は透明性を追求し、明確かつ率直なコミュニケーションを通じて、貴重なプレイヤーである皆さんと繋がれるよう努力してきました。私たちは、開発レターやライブトーク、動画、ウィークリープランのお知らせなどを通して、アンチチートへの取り組みに関する洞察を共有してきました。
- これらの取り組みを活用し、今年もアンチチート対策やマイルストーンに関する諸々のお知らせを開示していく予定です。今後も重要な成果や将来の計画については、開発レターを通じて皆さんに情報提供を続けます。効果的なコミュニケーション手段を探求し、改善していく中で、皆さんとの対話やフィードバックメカニズムを向上させる取り組みも続けていく予定です。
注意: 先述したように、今回のロードマップではまだ公開していないコンテンツがあり、今日お知らせした詳細もさまざまな要因により一部変更される可能性があります。
2024年は、これからさらにエキサイティングなコンテンツが登場しますのでお楽しみに。でも、まずは7周年記念のお祝いにご招待しますので、たくさんの報酬を手に入れてくださいね。
改めて、この7年間PUBGに揺るぎない愛とご支援をくださった皆様に、心から感謝を申し上げます!
PUBG: BATTLEGROUNDS チーム